ARBという種類に分類される高血圧症の薬、ミカルディス。処方してもらう際、医者に説明されたけれどいまいちわからない、またはもっと詳しく知っておきたい方のための情報をお届けします。

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ミカルディスとヨガとにんにくで高血圧の治療と予防

高血圧はサイレントキラーと呼ばれることも多くなりました。自覚症状があまりないにもかかわらず、合併症が生じると命に関わることもあるというのが特徴だからであり、血圧が高い状態のままにしてしまうのには高いリスクがあります。そのため、高血圧をわかると降圧剤の使用を始めるのが典型的であり、ミカルディスなどの血圧管理に効果的な降圧剤が使用されて目標血圧にコントロールしていくことになります。ミカルディスはアンジオテンシン受容体阻害剤に分類される比較的新しい降圧剤であり、糖尿病の予防効果があることから人気が高まってきています。こういった治療薬を使用する一方で、運動と食事による根本治療が行われていくのが高血圧治療の基本となっています。運動面では有酸素運動を取り入れることで脂肪などの合併症のリスクファクターを減らしていくことが大切になります。ヨガは理想的な有酸素運動の一つであり、消費カロリーこそ大きくないものの、効果的に脂肪を燃焼させられることに加えて血行を促進することができるため、全身に栄養が行き渡って血管の状態も良好になっていくと期待される運動です。一方、食事面では減塩によって血圧を下げるということが行われるのが基本方針ですが、それ以外にも血圧を下げたり、合併症の予防になる食べ物を摂取していくことが推奨されます。にんにくはそういった考え方に基づくと理想的な食材の一つです。にんにくには血管拡張作用があるため、血圧を低下させる効果が発揮できます。また、高血圧により動脈硬化のリスクが高まりますが、コレステロール値の高さはそれを促すことになってしまいます。にんにくにはコレステロールの排出を促進し、合成を抑制する作用があり、動脈硬化の予防に大きな寄与をすると期待できるのです。

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ミカルディスより降圧効果の強い薬

ミカルディスはアンジオテンシンII受容体阻害薬(ARB)の一種で、アンジオテンシンIIと結合するレセプターのうち、AT1受容体に作用して、血管収縮作用やナトリウム再吸収の促進作用、レニン分泌の抑制作用などが起こるのを抑止して、血圧が上昇するのを防ぐ効果があります。ミカルディスの有効成分であるテルミサルタンは、日本国内では5種類目のARBの成分として製造販売が承認されたものですが、その降圧効果はこれ以前に認可された成分であるロサルタン、バルサルタン、カンデサルタン・シレキセチル、オルメサルタン・メドキソミルの4種類より強いといわれています。しかし、現在はこのミカルディスより降圧効果の高い製品が発売されています。それが「アジルバ」と呼ばれる製品です。
アジルバは2012(平成24)年5月に販売が開始された、日本国内では最も新しいARBです。このARBが高い降圧効果を示す最大の理由は、有効成分であるアジルサルタンにあります。アジルサルタンは、従来のARBの成分より腸内での吸収力、組織への移行性の高さ、AT1受容体との結合力の強さに優れており、これにより少量でも高い降圧効果を示します。また、効果の強さだけでなく、効果の持続性にも優れており、1回服用すると最大で約24時間は降圧効果が持続されることができます。そして、降圧剤を服用する人であれば誰もが気にする副作用についても、服用によって頭痛やめまい、下痢などといった症状が出る可能性はあるものの、その発現率はミカルディスをはじめとする従来のARBとほぼ同程度となっています。アジルバはあらゆる面において従来のARBより優れた医薬品であり、高血圧の人は1日1回決まった時間に決まった量を服用し続けていれば、ほぼ断続的に降圧効果を得ることができます。

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ミカルディスが効かない時は別の降圧剤を

高血圧になってしまって病院に通うようになると食事療法や運動療法が開始されることになるのが一般的です。その治療効果がすぐに認められない場合には降圧剤を利用して血圧を下げるというのが基本的な治療方針となります。血圧が高いままにしてしまうと血管や心臓、腎臓などに負担がかかってしまうことで合併症のリスクが高まってしまうことが知られているからです。その際に近年頻用されるようになってきている降圧剤としてミカルディスがあります。ミカルディスはアンジオテンシン受容体拮抗薬として知られる降圧剤であり、特に糖尿病の患者における有効性の高さや臓器の保護作用があるということが発見されてから多く利用されるようになってきています。糖尿病を併発しているような場合にはミカルディスが第一選択薬として使用されることが多々ありますが、しばしばミカルディスでは十分に降圧効果が得られない場合があります。糖尿病になっていると腎臓の機能が低下していることが知られていますが、アンジオテンシン受容体拮抗薬は腎臓にあるレニンーアンジオテンシン系とよばれる血圧調節機構に作用するため、それが既に全身の血圧を制御するのにあまり大きな寄与をしていないと降圧効果が減弱してしまいがちになります。その際には別の降圧剤に切り替えるということもありますが、むしろミカルディスの臓器保護作用を期待して、別の降圧剤を併用するということが一般的になってきています。その影響を受けてミカルディスの有効成分と別の降圧成分を合わせた合剤も開発されてきており、一つの薬を飲むことで血圧のコントロールができるようになってきています。そういった形で同じ有効成分を含む合剤に切り替えるのが確かな降圧作用を得るための良い方法となっています。

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